梅雨時期の降水量平年比マップ

5月24日から取り掛かっていた“事例05 梅雨入り・明け状況”に関連して、令和3年(2021年)の梅雨に関する確定値が発表されました。

 

各地における速報値と比較してみると、梅雨明け日については差ほどの相違がなかったようですが、梅雨入り日については若干の見直しがかけられたようです。この見直しと同時に、梅雨と定義される期間に降った累計降雨量の平年比が計算されています。

・九州地方・東北地方で平年より少ない降水量
・中国地方~甲信越地方では平年より多い降水量

というのが今年の梅雨の特徴だったようです。

 

 

今回、気象庁から公開されているデータを拝見していて驚いたのが、1951年から71年間ものデータが蓄積されているところ。

「雨の多かった年・少なかった年を一覧表で見られるように」
「降水量平年比の空間的な連続性や差異を地図で見られるように」

と当初にデータを加工しながら考えていました。
そして考えたのが、

「確定値が発表されるまでは、梅雨入り・明けが見られる状況マップ」
「確定値が発表されたら、70年間の統計データを一覧表と地図で見られる平年比マップ」

という1つのデータベースで2本立ての地図表現。

 

余裕をもって色々な見せ方に耐えうるデータベースにしておかなければ…という条件は付きますが、切り口を変えるだけで色々な見え方をしてくるのがGISならではの部分かなと。

 

 

 

ふと思ったんですが、この“梅雨時期の降水量平年比”と梅雨明けに発生した“8月11日からの大雨”って、何かしらの関係があるんでしょうか?