技術者倫理
【今年の梅雨明け】
気象関係の方々をだいぶ悩ませたであろう2022年とは違い、プロでなくとも境界線を引けるくらい明瞭な2023年の梅雨明け。
梅雨明け直後からの暑さは、健康だけでなく農業関係にも影響が及びそうなくらいですが…
これまでの報道結果等から、2012年に類似する降り方だった気がします。
梅雨時期の降水量等に関する取りまとめ結果が発表されるのが9月くらいですが、降水量の平年比が発表された頃合いでマップの方にも反映させようかと考えています。
【思考停止ではなく】
SNS界隈や報道機関が“大手中古車販売会社の保険金問題”で賑わっていますが、だいぶ興味を持って少し前から流れを追っています。
「昔から営業している会社だから…」
「経営規模とかが大きな会社だから…」
という部分を意思決定の主軸にする傾向が(私自身の場合)ありましたが、
「組織の歴史の長さや大きさが信用に直結しない場合も多分にある」
という風に考え方が(自分自身の中で)変わってきました。
個人事業を興したわけなので、ことさらにそういう指向があるだけかもしれません。
色々な会社さんが作られたデータ(GIS関係)を見させていただく機会がありますが、
「大手と呼ばれる全国規模の会社が作ったデータなのに、この程度の荒さなの?」
と驚いてしまうこともあれば、
「ブラックボックス的な怪しさを感じてたのに、実は実直で誠実な造りをしてた…」
と自分の色眼鏡を反省する場面もあります。
データの中身を覗けば、作り手の技量や人柄まで見えてきそうなところはありますが、組織の歴史や規模だけで正しく判断することはなかなかに困難な世の中の状況になっているように思います。
技術士の1次試験では技術者倫理に触れた経験から、経営者サイドの求めに応えるため、組織に属するため、変容しなければならない部分があろうことは想像できなくもありません。
何を良しとするかは各技術者次第ですが、顧客側にも見抜く力が求められる時代なのかと。