GISおよびIT/ICT技術に関して、4DGIS Labが独自で研究した事案やサポートさせていただいた研究の成果等をご紹介いたします。

 

ドローン&360度画像マッピング
~静止画&動画の公開とWEBマップの連携~

4DGISLabではドローンおよび360度カメラを導入し、これらで撮影した静止画・動画をクラウド環境にアップロードして公開しています。動画等画像の撮影箇所をGISソフトでマッピングし、ArcGIS Onlineで公開しているWebマップ内で撮影箇所と動画等画像を関連付けて公開しています。

 

更新年月日
2019年7月26日

 
作業環境
画像撮影機器:DJI社製ドローン・RICOH社製360度カメラ
システム構築:ArcGIS for Desktop v10.6
クラウド環境:ArcGIS Online・Google Maps・Google ドライブ

 
データソース
現地作業:ドローンによる空中写真撮影・360度カメラによる写真撮影
オープンデータ:市区町村行政界(平成30年度)・人口集中地区(平成27年度)

 
キーワード
・ドローンおよび360度カメラによる現況画像(静止画・動画)の撮影
・撮影時の緯度経度情報(ジオタグ)による撮影箇所マッピング
・静止画クラウド保存&動画編集およびストリーミング動画公開
・クラウド環境(ArcGIS Online Google Maps)による地図情報の公開と共有

 
概要説明
従来では、静止画については印刷物(紙)かディスクに焼いたデータを、郵送もしくは持参のどちらかの手法で相手先へお送りしていました。また、これが動画の場合には、印刷することすら適いません。
4DGISLabでDJI社製ドローンとRICOH社製360度カメラを導入したことを契機に、クラウド技術等を活用したデータ共有手法について検討を行いました。

静止画については画像編集ソフト(Photoshop等)での編集作業を行い、動画については動画編集ソフト(PremierePro・AviUtl等)での編集作業を行った後、それぞれをクラウド環境へアップロードします。
またこれと別に、これらの画像に付与されているジオタグ(緯度経度など位置情報)をGISソフトで取り込み、アップロードした静止画・動画との結合処理を行った後、ArcGIS Online上でWEBマップとして公開しています。

地図情報上にデジタル画像データを関連付ける事に、いくつかのメリットが存在します。
・ライムラグを最小にした情報共有が可能
・デジタルデータに適した情報確認が可能
表形式でも、地図形式でもデータ管理が可能なGISおよびIT/ICT技術は、災害発生時の被災状況の確認などの場において、有効に利用できるものと考えます。

なお、航空法・条例など各法令を遵守し、周辺安全確保等に充分に留意した上で飛行を行っています。


【2023/5/8追記】
当初はArcGIS Online上で公開していましたが、諸般の事情によりGoogle Mapsでの公開に変更しました。

 
WEBマップ 『MapLab_AerialPlus』

画像はArcGIS Onlineのものですが、クリックするとGoogle Mapsで地図が開きます

 

マップの一部のレイヤは、国土交通省国土政策局「国土数値情報」をもとに4DGISLabが編集・加工しています。これらのデータの特性上、商用的なご利用はお控えくださいますようお願いいたします。